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1大学生としてピーター・ドラッカーと会話した経験

昨日 Facebook Live をやっていて思い出しましたが、
 
高校1年の時に、ドラッカーの『新しい現実』を読んで以来ドラッカーのファンになっていた私は1993年慶應義塾大学に入学して東京に来た年の冬頃?ドラッカーが『ポスト資本主義社会』の出版記念で来日講演するということで、聴衆は経営者ばかりの中、1人大学生で参加し、終わった後も質問に言ってドラッカーと少し話しました。
 
彼が、
 
「見えざることの組織化(Organizing Ignorance)とでも言うべきことの必要性が高まっている」
 
と書いていたことに対して、
 
「それはカントの『純粋理性批判』『判断力批判』の認識論のフレームワーク、特に、主語に新しい情報を付け加える判断である綜合的判断」で解決できないですか?」
 
という主旨の質問をしました。
 
と言ってもその時の短い時間で十分にやり取りは完了せず後日ダイヤモンド社で訳者の上田惇夫さん達に教えて頂いたドラッカーのアメリカの住所にワープロで打った手紙を郵送したりもしましたが。
 
返事は返ってこなかったので、カール・ポランニーの経済人類学などには近かったドラッカーもカントは読んでいなかったのかなと思ったりもしました。