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私の英語指導は、反時代的に、徹底的に「悟性ファースト」の演繹的アプローチ

以前書いたものを再掲します。
イマニュエル・カント『純粋理性批判(上)』(岩波文庫)の決定的な1ページ。
出がけに目に入ったので、開いてみたらこのページが出てきました。
曰く、
「内容のない思惟〔直観のない概念〕は空虚だし、また概念のない直観は盲目である」。
「感性」と「悟性」、「この両者が結合してのみ認識が生じ得るのである」。
私の英語指導では、「理解半分、慣れ半分」ということを重視していますが、カントのこのくだりを、「理解」を「悟性」に、「慣れ」を「感性」に類推させて考えることもできると思います。
そして、どちらが欠けても、高い英語力は成立しないと思っています。
また、最近の日本の英語教育はほとんどが「感性ファースト」の帰納的アプローチを取るのに対し、私の方法は、反時代的に、徹底的に「悟性ファースト」の演繹的アプローチを取ります。
私の英語指導で、他と比較しても、短期間で英語力が急激に伸びるケースを量産できている秘訣はその辺りにもあると思います。
カント「感性と悟性の結合によってのみ認識は得られる」